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『electronic unknown energy』 ED後ハロルド
『前日』 カイルと大事な仲間達
『ジューダス×グリズリー』 謎のコラボレーション

帰る







『electronic unknown energy』(TOD2)
『よくわかんないけど、とにかくすんごいチカラ!』



それじゃあバイバイ。


戦で培われた絆(縁ともいう)は、それの終結で静かに解けていった。
折角永かったものが終わったワケで、これからはやっと、新しいものを始めていかないといけない。


サヨウナラ。
辛かったけど悲しいこともあったけど、同じくらい、ううん、それ以上に楽しかったわ。
全部終わって、いつかこんな時が来たら、始めようと思っていたものが私にもあった。
でもそれももう、できなくなっちゃったみたいだから。


天才のあたしには、これからできることがたくさんある。
でも、何故かしら。不可解なことに、何を差し置いてもやりたいことが、やらなければならないことが、ある。


それは時を超えるということ。


確かに興味深いテーマではあるんだけど、それに間違いは無いけれど、でも何故それが、私の優先順位の最高位を占めているのか、謎。
私は自分に忠実だから、そのテーマを突き詰めることにためらいはない。けれど、やっぱり不可解。


おかしなことに、私には既にそのヴィジョンが見えている。
私が目指すもののカタチが、はっきりと見える。理論は後からついてくるの!
まるで、その完成したカタチを、私が知っていたみたいに!


理論がそこにあるなら、私はなぞらえるだけ。
時を超えるために。時間なんか無視して、組み上げる。夢中になって。
何時間打ち込んでも、私を労う兄貴の声は無い。


『ハロルド。少し休憩したらどうだい。
 アトワイトたちがマフィンを焼いてくれたよ。』


私は、知りたい。
時を超える。そんなモノが完成したとき。
私は一体、何を望むのか。


それが完成に近づくに従って、私の心は冷めていく。手は止まらないんだけど。
理論に解れはほとんど無いと言っていい。本当に動かしてみるまで確証は無いのだけど、あたしが組んだ理論に間違いは無い。


私は組み上げる。金属のハコを。
あの頃と違って、資源には余り困らないし、あたしなら最低限の資源で組み上げる自信もある。


私は組み上げる。金属の塊を。
こんなガラクタ。
初めからわかっていたのに。
私の理論は完璧。でも、それを動かすだけのエネルギーなんて、どこにあるというのかしら。


私は結局、どこに行きたかったのかしら。





史上最高の失敗作に、文字を刻む。


『Who am I ?』


私は


「は・・・ろる・・・ド?」


ノイズ交じりに空気が震える。
その声で、あたしの記憶を何かが一瞬で駆け抜けた。
音さえ運べないポンコツにありったけの動力(レンズ)を詰め込んで、込み上げてくる何かを甘受しながら、私はそれに応える。


「そうよっ!
 あんた、よく憶えてたわね!」




私は知っている。
時を超える理論。
たくさんの名前。


千年後の未来も。






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『前日』(TOD2)



世界を助けに行くんだ!
頼もしい仲間達と一緒に。
必要なのは、元気と勇気と、それからいっぱい!
おやつは300ガルドまで!


俺の仲間は頼りになる兄と(おぅ、まかせとけ!)、可愛くてしっかり者の女の子と(もう、カイルったら!)、厳しくて冷静な叔父さんと(僕は認めないぞ!)、強くて優しい姉さんと(あはは。あたしも姉か。)、ちょっとアヤシイけど頭がいい…え、なに?…天才科学者と(上出来ね。)。
みんなが揃えば、怖いものなんてない。
英雄にだってなれるよ。
だから、世界を助けにいくんだ。


世界って、何かって?


お日様があたたかい青空だとか、星がきらきら綺麗な夜空だとか、
暑い日に吹く風や寒い日に吹く風。
秋の夜長とススキ畑。雪解けを泳ぐカエル。
買い物帰りの親子とか、市場で声をあげるおじさんだとか、
あの町で今も元気に走り回っているかもしれない兄弟や、それを時に叱り飛ばしながら家のことに追われている母さん。
そういうの、全部全部、ひっくるめて世界って言うんだ。
俺がとっても大切にしてるもの。


だから、そういうものが悲しんでいたら、困っていたら、皆で力を合わせて、助けてやるんだ。
だってそうしたら、きっと皆で幸せになれるからね!
あったかくてふわふわしてて、きらきらしてる。
ちっちゃな幸せ。
手を取り合って積み重ねて、そうしたらみんな、みんなくるんでしまうほど、大きくなると思うよ。


世界を助けに行くんだ!
そういうものを、皆のものにするために。
それができたら、俺は英雄にもなれるよ。
もちろん、皆と一緒にね!





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『ジューダス×グリズリー』(TOD2)

「…ふむ。」
「どうかしたか?」


パーティー一謎の多い男であり、問題の多いリーダーの保護者その2である黒衣の少年、ジューダスが、神妙な中に珍しく好奇心を滲ませていたようだったので、保護者その1であるところのロニが興味を抱く。
このふたり、つっかかることもあるが常ではないのだ。


「…別に。」


しかしまぁ、返った答えはあっさりしすぎて可愛いげがない。


けれども、彼はなかなかの嘘つきである。
口ではそう言いながら、その手は、先程の戦利品である一振りの斧を掴んでいる。


手にとって刃先や柄、まじまじと見つめながら、何かを分析している風だ。
華奢な外見に反していとも軽々とそれを持ち上げているけれど、やはり体格のせいか。似合わない。


「ん?それがどうかしたのか?」


それはいつもならロニの得物だ。それに影響されて一時カイルが挑戦してみたこともあったが、すぐに飽きたようだったし、やはり体にも合っていなかったように思う。
ジューダスの体格はほぼカイルと変わらない。
が、この男なら、もしかすると涼しい顔で使いこなす、そんなことも有り得るような気がしなくもない。


「…いや。
 薪割りにでも使えないかと思ってな。」
「安物のポールアクスでも使っとけよ!」







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