+音楽的に100のお題 031〜040 +



031  Lento (レント * ゆるやかに)

coming soon...




032  Allegro (アレグロ * とても速く)

coming soon...




033  morendo (モレンド * 死に絶えるように)



『籠の中の小鳥を殺したのは誰だ』(オリ)





籠の中の小鳥を殺したのは誰だ?



空の青よりももっと濃い、艶やかな羽毛と可愛らしい小さな頭の小さな鳥



餌を啄ばむ小さな嘴。そこから高い綺麗な声を発す。





小鳥は籠の中で静かに冷たくなっていた。





小さなその体よりも小さなその隙間からは、青い空が見えている。



雲ひとつない、夏のような鮮やかで濃厚なその空の色でさえ、小鳥の前では褪せて見える。





美しい小鳥を殺したのは誰だ



風の気まぐれか



空の嫉妬か





(空は知っている)



(風も知っている)



(籠の中で小さな鳥は)



(ナいていた)





小さな小鳥は籠の中





奪われた風と空、自由



鳥は死んだ。



死んでしまった





自ら其れを享受して





風を望み、空を望み、自由に焦がれ



鳥は死んだ。



雁字搦めの籠の中



抜けられぬというのならいっそ。





其れを望んだ。





(しかし、えてして死とは不自由なものである)





モドル




034  calando (カランド * しだいに穏やかに)

coming soon...




035  a tempo (ア テンポ * 元の速さで)

coming soon...




036  tranquillo (トランクィーロ * 静かに)



『ヒールサイド』(オリSD)



「なんだろうね、これは・・・。

 酷く悪趣味だ。」

「貴方に言われたくは無いわ」

まるで人間のような容姿の青年が笑う。異形の女が艶やかに答える。

冷えた空気は静かに澄んでいた。

結晶の形の石のオブジェが、順序良く並べられて二人を見ている。

「美しい物程損なわれてしまうの。

 其れはとても哀しい事だわ」

「だから、コレか。」

青年が嘲笑する。

植物や動物、果ては人間をその内に秘めた結晶を見上げて。

「生きること。死ぬこと。時が流れるということを、君ごときが思いのままにしようというのか?」

「貴方には解らないでしょうね・・・。

 老いる事も枯れる事も無い、鉱石の様な貴方には。」

女は悲しそうに笑う。

「こうしていれば、老いる事も枯れる事も、死ぬ事も無いの。

 其れはいけない事なの?」

沈黙がおりた。青年は笑っていない。女ももう笑うのをやめている。

「花は散るからこそ美しい。なんて月並みな言葉を送るつもりは無いけれど、私にはこれらが美しいとは感じられない。

 ・・・むなしいだけだ。」

「・・・・。貴方の目に私はさぞ滑稽に映るのでしょうね。」

「・・・・。」

「貴方は強くて私は弱い。貴方は偉大で私は矮小・・・・。

 気に入らなければ命じれば良いのに。

 貴方の言葉一つでこの石は全て砕け散るというのに、貴方は其れをしない。

 私に自由を許すと言うの?」

「・・・好きにすればいい。命じるのはいつも自分自身だ。

 その代わり、咎も自分で背負わなければならない。」

「・・・・・。」

気がつけば、女はひとりになっていた。

不意におりた沈黙は、女がじっと身じろぎ一つしないために、それから一晩続く。





モドル




037  vivid (ヴィヴィド * 生き生きと)

coming soon...




038  Largo (ラルゴ * 幅広く)

coming soon...




039  mano sinistra (マノ シニストラ * 左手で)

coming soon...




040  ordinario (オルディナリオ * 普通に)

coming soon...





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