『pity present』







ゴッ



「て」



「・・・・・・・」

天から突然降ってきて、生意気にも俺の頭に命中しやがったそれを払いのけて俺はさっきからごそごそとうるさい音を立て続けているシードルを見た

「・・・・・いてぇんだけど」

「あ、ごめん。それは君にあげるよ」

こともなげに言うシードルは俺を顧みもしない。

ただがさがさと、積まれたプレゼントの包装をあけ、中身を吟味してはいるだの、いらないだの言ってそこら辺に置いたり、

あるいはさっきのように放り投げたりしている



昨日はクリスマス・イヴ



「要らないものは全部君にあげるから」

あらかじめ言われたことを、俺はまだはっきりと覚えている

というか、人の好意を踏みにじる最低もいいとこの暴言だが・・・

曰く、もらっても使わないものはいらないので、持っていてもしょうがないらしい

かつては箱に詰めて実家に送っていたらしいが

・・・まあ、捨てないだけマシか・・・

どうやら自分の趣味に合わないらしいオブジェとか(陶器や金属など)お構いなしに放り投げてよこすものだから、おちおち気もそらしていられない

もちろん、俺以外にキャッチする人間はいないワケだ。

さっきなんか、いかにも投げてはいけなさそうなものを平然と放り投げて、

・・・・まあ、無事キャッチしたわけだが・・・・

壊れた音がしなかったからか、

「ナイスキャッチ」

などとほざいていた

何を考えているのやら、分からないし分かりたい気もしないシードルの行動を内心はらはらしながら見る。

シードルは詰まれたプレゼントの中では、比較的小さい包みを手に取った

「・・・・・・これは・・・・」

中身は、今までの行動を見る限りシードルが『いらない』と評しそうなもの。

しかしヤツはぴたりと動きを止めて前から、後ろから、下から上からと十分吟味したあと

不意にこちらへ振り返った

そしてじっと俺の顔を見る

「・・・・なんだよ」

シードルは動かないまま、ただ瞳だけが暖炉にともる魔法の火のゆらめきを映してか、ちらちらと光を変えていた

そして、ふっ、となぞめいた笑いを浮かべて再び俺に背を向けたあと、

「これは・・・もらっとく」

そういってその手に持ったものを自分にもたれされるように置いてから、また作業を再開し始める

俺はまた、自分めがけて飛来してくるものに注意を払わなければならなかった



シードルはやけにご機嫌で

その眼力はかなり正確で、抜け目のないことが判明した

ああいうのを、ちゃっかり者というのかもしれない



・・・・・・・・・



ただあの時、・・・・・シードルが、振り返ったとき。

俺の内心の焦りや、動揺など

・・・・ヤツに悟られなかったかどうかが、気がかりだ









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+独り言+

私はこれを健全と言い張る(苦し)
表現が遠まわしなのでわかりにくいですかね。
というか季節外れ?ハリポタのクリスマスを参考にさせてもらってます。

小説のタイトルが英語のとき、ファイルのタイトルはその和訳にしてますが
私の独断と偏見と思い込みですんでテストで使っちゃダメですよ。(使わないって。)






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