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温度が痛い。
冷たくて痛い。
息をすると、冷たいのが中に入ってきて、寒い。
だから呼吸が辛くなってくる。
それでも、息をやめてしまうと苦しいから、
寒い。
寒い。
寒い。
僕は一人ぼっちだ。
言われたとおりに包まって、言われたとおりにじっとしている。
寂しくても泣かないのも、約束だ。
波みたいに、時々ざわざわと浮かんでくるモノを、何度も、何回も飲み込んだ。
言いつけを破ったことは何回もある。
でも、今日はいい子にしていないと。
もう、ママに会えないかもしれない。
いってらっしゃいをする時のママの顔が、
なんだかそんな感じがした。
がたがた、という風の音が、僕をずっと不安にさせた。
外から白い化け物が、窓を叩いているようで。
僕を食べにきたのかな。
ママは、
外に出て行ったママは、大丈夫だろうか。
化け物に、見つかってないかな?
そっと頬に触れると、全然温かくなくて、
どっちともが冷たいことだけがわかった。
せめて、一人じゃなかったら。
昨日みたいに、寄り添って、
そうすればずっと温かいのに。
一人は、寒い。
とても寒い。
何回目か、こみ上げてきたモノを僕はまた飲み込んで、
じっと扉を見つめている。
あの扉が、開いたら。
きっと、寒いのも、寂しいのも、終わるはずだ。
だから、それまで、我慢。
泣いちゃダメだ。
待ってるから
夜が来た。
まだ、帰ってこない。
窓の外が、白から黒に変わっている。
一人ぼっちの夜
怖い
寂しい
もしかしたら僕は捨てられたんじゃないだろうか
とか
永遠にこのままなんじゃないだろうか
とか
もしかして 死ぬ ん じゃ
とか
怖くて
僕は震えていることしかできない
泣いてないよ
僕は泣いてない
泣いちゃダメだって
言われた から
約束、した
外には黒い化け物が、
いる よ。 僕をじっと見ているんだ
こっちに入ってこれないから、
僕は大丈夫 窓を叩いて、僕を呼んでる
だけど だったら
ねぇ、ママ。お願い そんな化け物がいる場所に
逃げて ママはいるの?
つかまったりしないで 逃げて
早く、迎えに 来て。 ・・・・
叫んだり、暴れまわったりしてみたら、
こんなもやもやは、なくなってしまうかもしれない。
でも僕は、体も、のども、震えて強張って動かない。
体の奥から 心の底から
縛られてるみたい。
もう、疲れたよ。
はやく、温かいところへ、行きたい。
きっと寒いから、震えて、
動かないんだ。
だから
ねぇ、ママ。
泣いても、いい?
やっぱり、無理だよ
なんで
僕を
ひとりに
した
の?
おねがい
助けて
戻る
・ひとりごと・
反転するともうちょっと暗くなります(推定)
これの結果を考えると・・・いたたまれないなぁ・・・。
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