子どもと出会った。
一人でなにやら話し、時折黙り込んでは、笑ったり驚いたりする妙な子どもだ。
「誰?」
子どもがこちらに気付く。

視線を感じた。

その異様に赤い一対の目だけではない、もっと沢山の視線。
不可視の視線に射抜かれて竦む私に呆けたような表情を向け、

「なんだろう。見たことない生き物だ。」

明らかに人間であるはずのその子どもは、私にそう言ったのだ。




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